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ご自分で可能な車の修理方法

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多くの人が毎日利用している乗用車ですが、エンジンの故障やエアコンなど内部設備の調子がおかしくなった場合は、修理工場またはディーラーに修理を依頼する必要があります。ちなみに、一般的な国産車のエンジン本体は30~70万円、設置作業に10~20万円かかる見込みです。輸入車は別途料金が適用されるため、より高額になります。エンジンが故障しないように、定期点検や安全運転を心がけるのが大切です。では、運転免許を取得したばかりで、愛用車にかすり傷を作ってしまったら、みなさんはどうしますか?出来る限り、DIY(Do It Yourself)方式で修復したいですよね。ここでは、そのような状況下でお役に立てるような、ご自分でできる車の修理方法をご紹介します。

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小さなかすり傷にはタッチアップペンでの補修

高速道路やバイパスを通常よりも高スピードで通過中に、ドアやバンパーに勢いよく小石などが当たって傷になってしまうことがあります。このような塗装の傷には、タッチアップペンでの修復がお勧めです。小さなハケで傷になった箇所を塗装していくという、シンプルな作業です。ご利用車のボディカラーに合ったタッチアップペンをお探し下さい。カーメーカー(純正品)または一般のメーカーからも販売されています。補修する箇所を清潔に水洗いして、十分に乾燥させます。必要であれば、マスキングテープなどで囲いましょう。点を描くように、カラーを塗っていきます。不要な部分はマニュキア除光液をしみ込ませたコットンでふき取ることもできます。

投稿画像 ご自分で可能な車の修理方法 削って修復するタイプのコンパウンド - ご自分で可能な車の修理方法

削って修復するタイプのコンパウンド

次はそぎ落とすタイプの補修をご紹介します。タッチアップペンを使うほどでもないけれど、パーキング時やちょっとドアを開けた際にできてしまった傷や、停車中に物をぶつけて作ってしまった傷などに最適な、コンパウンドを使った補修作業です。まず、タッチアップペン使用時と同じように、傷部分を清潔にします。コンパウンドは傷を削って取り除くので、汚れがあると逆にダメージを与えてしまうことになります。コンパウンドを清潔な布やスポンジに着けて、優しく傷部分をマッサージするように磨いていきます。次に、細かいコンパウンドに交換して磨きます。カバーする布またはスポンジも都度交換します。最後に、液体コンパウンドで仕上げです。コンパウンドはカー用品店でも購入可能です。

大きな凹みにはパテを使った埋め込み式の修復

バンパーや車体に比較的大きな凹み傷が出来てしまったけれど、修理工場に出すほどでもないと判断した場合は、パテを使って修復作業を行いましょう。タッチアップペンやコンパウンドよりも複雑な手順になりますので、十分な時間と場所を確保して実施してください。車のボディカラーは複数層で覆われているため、その最初の層を耐水ペーパーで削ります。傷部分以外は新聞紙や大きな布で車体をカバーしておくことをお勧めします。その後、凹み部分にパテを厚く塗装して10~20分ほど乾燥させます。次に細かい耐水ペーパーでパテを塗った外側から磨いていきます。ツルツルになるまで磨くのがコツです。荒い粒子などをきれいにふき取ってから、パテ部分の塗装(カラーリング)に入ります。少しずつ塗装して、都度ペーパーで磨き、カラーが均等になるようにしてください。仕上げにクリアー塗装とコンパウンドでの磨きもお忘れなく。